外傷診療

IVR-CT室での外傷診療

IVR-CT室での理想的な外傷初療の流れを紹介します。

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症例

交通外傷の症例で、ショック状態で救急搬送されました。

末梢ルート確保、A-line確保、胸腔ドレナージ、挿管等の救命処置を行い、15分後に全身CTを行いました。

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肝損傷、肺挫傷、多発肋骨骨折、血気胸を認めました。

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来院35分後より、IVR-CT寝台上で開腹ガーゼパッキングを行いました。

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移動することなく血管造影です

田中腹部血管造影.png

肝動脈のTAEを行いました。

田中肋間動脈TAE.png

腹腔内出血はコントロールできましたが、胸腔からの出血が増加しました。多発肋骨骨折が出血源と考え、肋間動脈のTAEを行いました。

田中胸部CT.png

開胸の判断をするため再度造影CTを行いました。右胸腔内の造影剤の漏出を認めました。腹腔内の出血はコントロールできていることが確認できました。CTの結果をうけて開胸手術に移行しました。

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開腹術、開胸術、胸部TAE、腹部TAEを行い救命に成功しました。