頸部壊死性筋膜炎とは

頸部壊死性筋膜炎は、歯性感染、咽頭や喉頭の感染が、深頸部の解剖学的間隙に波及し、急速に頸部や縦隔に進展する重篤な感染症です。一般的には、積極的な外科的デブリードマンが推奨されています。当科の藤見や中森が以前在籍していた大阪大学医学部附属病院高度救命救急センターでは、1998年に頸部壊死性筋膜炎に対して経皮的カテーテルドレナージを導入しました。低侵襲な治療ながら外科的ドレナージにまさる治療であることを学会や論文で報告してきました。そのながれをくみ、当科でも頸部壊死性筋膜炎に対し、積極的に経皮的カテーテルドレナージを行い良好な治療成績を得ております。  超音波ガイド下に感染が波及したスペースを穿刺し、透視下にガイドワイヤーを膿瘍まで進め、カテーテルを留置します。このテクニックを応用し、直接穿刺が困難な膿瘍(感染性膵炎、腸腰筋膿瘍、術後膿瘍など)に対しても積極的に経皮的カテーテルドレナージを行っています。

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(写真:CT再構成画像)

直接穿刺が不可能な後咽頭間隙、前縦隔、後縦隔にもカテーテルを留置することが可能です。

業績