八尾SCU 3SPiders計画始動

2012年3月20日

大阪府立急性期総合医療センターでは、災害対策の要は情報通信と考え、その整備を行ってきました。本年度は、スマートフォンを用いた患者情報管理システム(3SPiders計画)の開発、整備に力を注いできました。その実績を大阪府にご評価いただき、現在八尾市に建設中の大阪府広域医療搬送拠点(八尾SCU)にもシステムの導入が決定されました。 府内で大災害が発生した際には、府内19カ所の災害拠点病院は重症患者であふれかえることが予想されます。域内で十分な治療が行えない患者を、この八尾SCUに集め、八尾空港から自衛隊機で域外に搬送する計画です。このような計画を実行するには、大阪府下全域の重症患者情報を集約することが不可欠です。そこで、3SPidersに白羽の矢があたったわけです。大阪府立急性期総合医療センターで集約された患者情報は、衛星通信を使いリアルタイムに八尾SCU、大阪府庁でも共有することが出来ます。まずはこの3拠点での運用を開始し、さらに改良を重ね大阪府下の拠点病院に広げていく計画です。

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災害時に12床を展開することが想定されている、SCU内部です。

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大災害時には、SCU内部だけでは患者を収容しきれないことが予想されます。そうした際は、周辺の敷地にエアテントを立てて救護所として使うことを想定しています。3SPidersの無線LAN環境は建屋内のみならず、建屋周辺の屋外にも構築されます。

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(文責:中森靖)