災害訓練レポート 3

と診断された方は徒歩で1階の診療エリアへ、の方が2階、の方が3階の体育館での診療になります。

エリア運び込まれた患者さんたちには、二次トリアージが行われます。こちらはPAT法という手法で、全身に関してさらに細かく診断をしています。


黄・赤エリアに運び込まれる患者さんと、二次トリアージエリアでのPATの様子

ICタグには、脈拍や心拍数といったバイタルサインも登録できるようになっていて、このエリアで呼吸数などが登録されていきます。また、患者さんの状態を入力していくことで、症例名の候補が上がるようになっています。(あくまで候補なので、患者情報としては(疑)という文字が入っています)診断後、ベッドにうつされます。

赤エリアと黄エリアにベッドがありますが、全てのベッドに番号がふられ、患者さんがどのベッドにいるかもICタグに登録され、本部でも管理されています。


黄エリアのベッドと、赤エリアでスマートフォンを使って、情報を追記していくスタッフ

☆スタッフ間のやり取りは患者さんの名前ではなく、ベッド番号で行われていました。「赤の21番の患者さん」といった形ですね。自分の名前を呼ばれると気になるでしょうし、これは良いなぁと思いました。

この赤・黄のフロアにも、フロア全体を管理する本部があり、そこで、救急病棟などとのやりとりが行われ、赤エリアからICU(集中治療室)や透析室、手術室に運ばれる患者さんがいました。また、他の病院への搬送もしているようです。


本部前には大型モニタがあり、患者さん情報が表示されています。

体育館の中央、赤エリアと黄エリアの境には臨時薬局が設置されていて、診療で必要となった薬剤などはここに取りにきます。赤エリアでは、移動式レントゲンを使って、ベッドにいながらレントゲン撮影が行われていました。


臨時薬局で必要な薬剤を調達するスタッフと、移動式レントゲンで撮影を行うスタッフ

16:45
第2回目の本部会議

各担当者から、状況の報告が行われます。怪我人のリスト一覧は出来ているが公表はまだ、医療品は確保し仕分けまで完了、医師や看護師の応援有り。被災地外からの受け入れ可能数など、次々に報告が上がります。
そして、出来るだけ早く平時にもどれるように頑張りましょう、といった話があり、会議が解散。

これにて災害訓練は終わりましたが、実際の災害時にはこの後もまだまだ続いていくのでしょう。

☆災害時の救急医療と聞くと、つい医療現場ばかりが思い浮かびますが、会議を見ていると、こういった縁の下部分の重要性がひしひしと感じられます。

今回の災害訓練を見学して

災害時の救急というのは、平時の救急とは全くの別物だ、という話を聞いたことがあります。そういったことを肌で感じる訓練でした。

おサイフケータイ機能を搭載したスマートフォンを利用することによって、特別な機械を使うことなく診療に役立てることが出来るのはとても面白い試みだと思いました。混乱しがちな災害時において、記録を積み重ね正確な情報を共有できることが、様々な負担を軽減したり、診療に役立ったり色々なメリットを産み出すのだろうと思います。

きっとこういったシステムは、どんどん進化していくでしょうね。楽しみです。