災害訓練レポート 1

今回、大阪急性期・総合医療センターで行われる災害訓練を見学させて頂きました。大阪急性期・総合医療センターは、大阪府で災害が起きた時に救急医療の拠点となる、災害拠点病院の一つであり、その中でも府下の病院を取りまとめる基幹災害拠点病院となっているそうです。

今回の訓練では、大阪の上町断層で震度7の直下型地震が起こったという設定で行われました。


ホワイトボードに書かれていた災害の内容。私も上町台地に住んでいて、30年以内に地震が起こる確率が○%!などよく聞くのでドキドキしながらの見学でした。

13:10
地震発生

院内放送が流れます。この放送を「コードオレンジ」と呼ぶそうです。放送内容は「震度7の地震が発生、大阪市内多数の死傷者がいる模様」といった感じでした。

13:15
院内放送「病院内の被害状況を確認し、本部に報告してください」
14:00
院内放送「現地災害対策本部を設置しました」
14:10
院内放送「病院内の被害状況を確認し、本部に報告してください」
14:15
院内放送「地震により水道管破裂。飲料水確保のため、浄化装置を稼働します」

☆随時放送が流れ、院内で情報を共有できるようになっているようです。放送だと院内の患者さんも、状況を把握できますね。

14:30
院内放送「災害対策本部会議を行いますので、担当者は災害対策本部までお集まりください」

平時は大阪府障害者・リハビリテーションセンターとなっている建物が、災害棟となります。その一階に設けられた災害対策本部で、会議が行われます。(災害棟平面図はこちら

災害対策本部の隣には、現地指揮所が設けられ、対応にあたるスタッフが次々とやってきて、登録を行っていました。ここで、スタッフの配置が指示されるそうです。


現地指揮所では、院内のスタッフが訪れ、配置などの指示を受けます。

14:35
会議開始


災害対策本部での会議の様子

会議も本番さながら行われます。
それぞれの担当者が、病院内の被害状況、入院患者、外来の状態、確保している医療スタッフ数、建物内の被害状況などを報告していきます。
入院患者の被害無し、停電で自家発電だが、関電によると1時間で復旧、水道管破損で浄水設備稼働、地下水利用で3日分確保、ガスは通っているが配管の確認中、ボイラーも確認中、診療材料も200名分あり、業務に必要なものは揃っているなどなどの報告が上がっていました。

☆災害が起こった時にだって、病院には普段の治療を受けている人がいるのだから、その人たちの安全も気にしなければなりませんし、たとえ建物が倒壊していないとしても、病院で治療する上で大切な電気や水などの環境、人員などの確保が出来なければ、病院が病院として機能しないんだな、ということを実感しました。

会議では外来をとめ、大阪府から要請のあった100名の患者の受け入れをすることに決定。ボランティアをボランティアセンターに要請。被災者には精神的にショックを受けてる人がいるので、精神的にも配慮しましょう、ということで、会議終了。
院内が騒がしくなり、手袋が配られたり、受け入れ態勢が整っていきます。

除染テント

1Fのエントランスの外側に、除染テントが設けられています。
これは患者さんが薬品を浴びるなどしている場合に、体内に入らないよう除染作業が行われるそうです。(詳しくは→NBC災害

災害訓練レポート2へ続く